転職活動の圧迫面接は〇〇%、中途採用面接の経験談と対策

就職・転職・仕事

 私は36歳までに2回転職を経験しており、合計で10社ほど転職面接を受験した。新卒採用の面接と転職面接では、面接官の質問内容も違っていた。

 転職活動時に私が気になったのが、転職面接で圧迫面接はあるのかということ。ネットや転職対策本には、新卒採用のときのような圧迫面接は少ないとされているが、私は転職面接において、新卒採用の面接では味わったことない凄まじい圧迫面接を受けた経験がある。今回はその面接内容の様子をお伝えしたいと思う。

転職活動の圧迫面接は約6%(※実体験より)

 私は大学4年、大学院2年の2回、新卒の就活をしており、20社ほど面接を受験した。中には「あなたみたいな学生は世の中では通用しない」と厳しいお言葉をいただくことはあったが、面接官に非常識なほどの高圧的な態度を取られる経験したことはなかった。2度の転職活動では10社に応募して、回数にして18回ほど面接を受験したが、圧迫面接を受けたのはたったの1回、約6%が圧迫面接だった。それまで自分の意見を否定されたり、厳しい意見を言われることが圧迫面接だと思っていたのだが、転職活動を開始して2社目の一次面接で本当の圧迫面接を経験した

 圧迫面接があった会社は、フードデリバリーサービスを展開する企業で、当時は東京駅近くにオフィスを構えていた。朝9時からの面接だったため、駅から本社に向かう道は多くのサラリーマンで溢れていた。8時50分に受付でキャリア採用の受験に来たことを伝え、笑顔の20代の女性に小さな会議室に通された。「こちらでお座りになって少々お待ちください」と言われた後、数分後にペットボトルのお茶が支給された。

 その後、開始予定時刻の9時を過ぎてからも待つこと約15分。今思うと、この待ち時間からすでに圧迫が始まっていたのだと思う。なかなか来ないなと思っていると、スキンヘッドの40前後の男性がドアをノックして入ってきた。驚くほどに無表情、少し目を細め、挨拶もなしに椅子の寄りかかるように座った。なぜかちょっとイライラしている印象だ。

 (なんか機嫌が悪そうだな。あ、これもしかして圧迫面接か?・・・)

 と全く予期せぬ展開に焦ったが、気持ちを切り替えて集中した。そして、質問が始まった。

 「当社を希望した志望動機を教えてください」

 この時点で、他の企業と大きく違った。なぜかというと、転職活動において、まず最初は「あなたのこれまでのキャリアや自己紹介を1分でください」といった質問をされることが9割以上だったからだ。  

 「はい、私はこれまで○○の仕事をしてきました。・・・」と自己紹介を交えた志望動機を話した。目を合わせて放そうとするが、面接官は目を合わせることはなく、履歴書を見ることもなく、つまらなそうで、疲れたような表情で自分の手元見ている。

 1分ほどで話し終わると、5秒ほど沈黙の時間が続き、この時間がものすごく長く感じたのをよく覚えている。

 「はぁ」と不満そうな表情でため息をつかれた後、「あなたが具体的に我が社にどのように貢献できるか教えてください」と次の質問をしてきた。今度はさっきと変わって、驚くほど無表情で、じっと目をみつめてきた。

 質問に対していつも通り答えていると

 「もういいです。」

 と30秒ほどで話を打ち切られて次の質問へと移った。

 (どうでもいいけど、そっちから質問しておいて、1分もしないうちに話を途中で打ち切るとか、この面接官なんなんだよ。そんなに面倒ならエントリーシートで落とせよ。なんで面接に呼んだんだよ。)

 とイライラしてきた。この企業の志望度は高くなく、練習で受けていたので、朝からストレスが溜まるし、このあと会社に行かなくちゃいけないし、時間の無駄だし早く帰りたいなと思ってきた。

※今振り返ると、本当に入りたい企業だったら何とか食らいついていたと思うが、そうしなかったこの時点で、面接結果は「落選」に決まったといえる。

 次の質問はたしか「今後、デリバリーサービスをさらに発展させるためにはどんなことをしていく必要があると思いますか?」といった質問だったと思う。その質問に答えていると、「それって○○だと思うのですが?」と言われて「はい、それにつきましては・・・」と話そうとすると「まだこちらの質問は終わっていません。」と威圧的な表情で声を荒げてじっと睨みつけてきた。「失礼しました。」と言って面接官の追加質問を聞こうとするも、「それは○○ということだと思うですが、いかがですか?」と再度同じ質問をされたため、(え?さっきと質問内容全く同じじゃん)と思いながら3秒ほど追加質問が来ないことを確認し、さっき答えようとした内容をそのまま答えた。5秒ほどの沈黙があり、「次の質問です」と質問は淡々と続いた。

 1つ補足すると、当時、私が在籍していた新聞社とこの企業は2年ほど前から業務提携をしていた。もし、入社したとしたら、今の会社のコネクションを使って仕事がしやすいなと考えていた。だが、(転職の面接とはいえ、よく今後も接するかもしれないパートナー企業の社員に対して、ここまで失礼な態度がとれるよな。)と驚き、仮に合格しても、全く入社する気はなくなっていた。

 そして30分ほど質問に受け答えした。「はぁ、」と毎回ため息をつかれたことだけはよく覚えている。最後に「何か確認しておきたいことはありますか?」といった質問に対して「ありません!」ときっぱり答えた。時間の無駄だったし、早く仕事に戻りたいと思っていた。

 「それでは以上となります」とボソッとした声で言われると、その後、私が荷物を整理している途中だったが、無言のまま一人でエレベーターの方向に歩き出した。急いで後を追うと、最後は目を合わせることなく、「では、お疲れさまでした」ともちろんお辞儀をされることもなく、エレベーターのドアが閉まる前に背を向けて立ち去ろうとしたので、私は嫌味っぽく「今度お仕事でご一緒する際はどうぞよろしくお願いします」と言うと、足が止まったがこちらを振り返る様子はなかった。エレベーターの閉まるボタンを押し、その会社を後にした。

後日、圧迫面接官を見かけたら別人だった

 それからというもの、知人には「あのデリバリーサービスは絶対に使わない方がいい」と圧迫面接のエピソードの笑い話をして、不買活動をするほど、嫌な思い出だけが残った。当然、その企業は一次面接で落選したのだが、後にある事件をきっかけに、この面接官がわざと圧迫面接をしてくれていたということに気づかされる事件があった。

 それはこの面接を受けてから1年くらいした頃。私は新聞社から製薬会社に転職を決めていた。仕事終わりに前の職場の先輩と麻布十番の駅近くでお酒を飲む約束をしていて、地下鉄の電車を降りてから地上出口に向かう途中のエスカレーターで、あのスキンヘッドの面接官をすれ違ったのだ。

 (あ!)と思い、「あの時は面接ありがとうございました」と声をかけてやろうかと一瞬思ったのだが、すぐに止めた。スキンヘッドの表情が恐ろしく暗く、辛そうだったからだ。明らかに商談に失敗して落ち込んでいるような様子だった。とてつもなく精神的に疲れていることが表情からもすぐに分かった。

 それこそ、倒れそうなくらいエスカレーターに寄りかかっていて、あの面接のときに椅子に寄りかかっていた姿とリンクしたが、表情は面接の時とはまるで別人。本当に辛そうな様子だった。

 このとき、「この会社は本当に辛いから、今の会社にいた方がいい。この程度の理不尽な圧迫面接で心が折れるくらいなら来ない方がいい。」ということをメッセージとして伝えるために、あえて圧迫面接をしてくれていたことに気づいた。

 たしかに、よく考えると、面接官をする立場としては、普通に面接するよりも圧迫面接をするほうがよっぽど体力を消耗すると思う。やっている方も気分は良くないはずだ。自分の会社のイメージを悪くすることにもなる。一部の面接官は、嫌な質問をして、日ごろの仕事のストレスを発散している人も一定数いるとは思うが、基本的に優良企業とされている企業であれば、このような人に大事な採用面接官は任せないと思う。

 そう考えると、あえて圧迫面接をしてくれるケースは、受験者に真剣に向き合って、嫌われる覚悟で圧迫面接をしてくれているということになる。それだけ受験者に期待してくれているということだ。

圧迫面接をする理由

 私の経験から、圧迫面接をする理由は2つあると思う。

 1つ目は志望度の高さを確認するため。本当に入社したい気持ちがあるのであれば、圧迫面接をされても入社を希望するだろうし、それほど入社する気持ちがなかったら、私のように面接中に気持ちが折れる人が多いだろう。

 採用する企業側は、採用活動に時間とお金がかけており、内定を辞退されてしまうことはできるだけ避けたい。企業のイメージが下がるリスクと引き換えに、学生の志望度の確認するために、ある程度の緊張感がある圧迫面接は必要だと考える。最終面接で圧迫面接が多いといわれるのも、内定を出す最終決断の前に、役職者が学生を最終チェックするためだと考えられる。

 2つ目はストレス耐性を確認するため。それほどストレスがかからない仕事の面接であれば、圧迫面接をする必要がないと思うが、採用した企業側も入社してすぐに退職されてしまっては困るため、責任やプレッシャーがかかる仕事を任せる場合、緊張感のある圧迫面接でストレス耐性を確認することは必要だと考える。

圧迫面接の対処法~内定する可能性が高いことを理解して冷静に対応

 いずれにしても、圧迫面接がされるケースは、面接官が普段以上に気合を入れて、受験者の志望度やストレス耐性をしっかりと確認しているため、内定が貰える可能性も高いとも考えられるだろう。

 もし、あなたが圧迫面接を受けてしまった場合、

 ・面接官は自分の志望度を確認しようとしてくれている

 ・ストレス耐性を見るために、わざと嫌な質問をしてくれている

 ・内定する可能性が高い

ことを頭に入れて、感情を表に出さずに冷静に対応する必要がある。仮に、圧迫面接にどうしても耐えられなかったとしたら、その会社はあなたに合わなかったということなので、諦めて別の会社を受験したほうがいい。

まとめ~非常識な圧迫面接をする会社には入社しないほうがいい

 私の結論としては、志望動機の高さ、ストレス耐性を確認するために、ある程度の圧迫面接は必要だと考える。しかし、「目も合わせない」、「挨拶もしない」、「終始つまらなそうな表情で話を聞くつもりがない」といった、社会人としてあり得ない、非常識な圧迫面接をする企業に出会った場合、どうしても入りたい理由がない限り、絶対に入社しない方がいいと思っている。その理由は1つ。

 ・非常識な圧迫面接をする会社は、入社してからも大きな精神的ストレスが日常的にかかる可能性が高い

 とうこと。 私のように、就職活動のときの面接官の印象で、絶対にその会社の商品を買わないと決めた経験がある人も少なくないのではないだろうか。今はネット社会なので、就活時の悪評はすぐに拡散される。そのリスクを負ってまで非常識な圧迫面接をするということは、入社してからも大きなストレスがかかる職場だといえる。

 とはいっても、圧迫面接で嫌な思いをしたこの会社以外に内定がもらえなかったというケースもある。その場合、面接時のストレスを跳ね返すくらいの強い入社動機がない場合は、無理してその会社に就職せずに、違う会社も候補に入れて、じっくり考えてみたほうがいいと思う。一度就職してしまうと、忙しさのあまり、仕事になれるまでは転職活動を開始することも難しい状況となってしまうこともある。また、最初に入社した企業はその後の自分のキャリアにも少なからず影響してくる。

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最初に入社する会社は、就職浪人も視野に入れて、じっくり選ぶことをおすすめする。

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